2019年5月12日日曜日

『魂の暦』第47週、朗読に不向きな翻訳

『魂の暦』第47週、朗読に不向きな翻訳

1913年2月23日~3月1日

Es will erstehen aus dem Weltenschosse,
  世界母膝から発生しようとしている、
Den Sinnenschein erquickend, Werdelust.
  感覚仮象をリフレッシュさせつつ、生成快が。
Sie finde meines Denkens Kraft
  生成快は私の思考の力を見出す
Gerüstet durch die Gotteskräfte,
  神諸力によって内支えされているのを、
Die kräftig mir im Innern leben.
  そしてその神諸力は私において内側で力強く生きている。

最初の2行の主役は「生成快」です。これは私の「快」ではなく、何かが出来上がっていくこと自体の快感と言えるでしょう。そして、この季節からは生成快がますます活発になっていきます。それがまさに世界=外界から生まれ出ようとしていて、さらには種々の感覚界の物体=仮象をリフレッシュさせていきます。
さらにはその生成快に思考の力が出会うように促します。そしてその私の思考の力は、私の中に力強く生きている神諸力によって内支えされているのです。また、そうした支えがあるのは、冬の内的な体験があってこそです。

意味に着目して語順を変えてみましょう。

 生成快が、感覚仮象をリフレッシュさせつつ、
 世界母膝から発生しようとしている。
 生成快は
 私の内側で力強く生きている神諸力によって
 私の思考の力が内支えされているのを見出す。

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