2019年5月12日日曜日

『魂の暦』第44週、朗読に不向きな翻訳

『魂の暦』第44週、朗読に不向きな翻訳
1913年2月2日~2月8日

Ergreifend neue Sinnesreize
  新たな感覚刺激を掴み取りつつ
Erfüllet Seelenklarheit,
  魂的明晰さが(最終行の創造意志に)満たされよ、
Eingedenk vollzogner Geistgeburt,
  成し遂げられた霊誕生を思い、
Verwirrend sprossend Weltenwerden
  もつれながら世界生成が伸びつつ
Mit meines Denkens Schöpferwillen.
  私の思考の創造意志によって(満たされよ@2行目)。

第31週ではぼんやりとしたものになり、37週には闇となった「感覚」が42週で開示へと向かい、44週では「感覚刺激」として人間に作用し、人間はそれを掴み取ります。第2行目から5行目の文の骨格は、「魂的明晰さが私の思考の創造意志に満たされよ」です。そしてこの部分にはルドルフ・シュタイナーの認識と危機感が現れています。現代人は自然界における創造を「自然が行っている他人事」と感じ、せいぜいそれを研究対象として認識しようとするくらいです。しかしルドルフ・シュタイナーはそうした自然創造に人間が参与しているし、そこに人間が力を注ぐ必要があると認識していました。現代人はすでに内的に自然と分離してしまっています。その点についての認識を改め、世界創造に寄与していく気概が求められています。

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