2019年5月12日日曜日

『魂の暦』第42週、朗読に不向きな翻訳

『魂の暦』第42週、朗読に不向きな翻訳

1913年1月19日~1月25日

Es ist in diesem Winterdunkel
  この暗冬の中で
Die Offenbarung eigner Kraft
  自身の力の開示とは
Der Seele starker Trieb,
  魂の強き伸び芽(衝動)である、
In Finsternisse sie zu lenken
  (その衝動の内容は)暗闇の中に開示の力を導くこと
Und ahnend vorzufühlen,
  そして予感しつつ事前に感じること
Durch Herzenswärme Sinnesoffenbarung.
  心熱を介して感覚開示を

前半3行の骨格は「開示は伸び芽である」です。それを修飾して「自身の力の開示は、魂の強き伸び芽である」になります。1行目は仮の主語のEsから始まり、「この暗冬の中で」に続きます。
3行目以降は伸び芽(衝動)の内容が2つ描かれます。
一つは暗闇の中で開示をコントロールすること、もう一つは心熱を介して感覚開示を予感しつつ事前に感じることです。この時点では「感覚開示」はまだ現れていません。まだ芽生えにすぎません。双葉を見てそれがどのような花に展開するのかを想像するように、魂根底で火として受け取った世界語(第40週)がどのように展開しうるかを感じ取りますし、そのためには自らの心の熱が必要になるのです。

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