2019年5月12日日曜日

『魂の暦』第23週、朗読に不向きな翻訳

『魂の暦』第23週、朗読に不向きな翻訳

1912年9月8日~9月14日

Es dämpfet herbstlich sich
  それは秋的にぼんやりする
Der Sinne Reizesstreben;
  感覚の刺激を求める傾向が;
In Lichtesoffenbarung mischen
  光の開示の中には混ざる
Der Nebel dumpfe Schleier sich.
  ぼんやりとしたヴェールである霧が。
Ich selber schau in Raumesweiten
  私自身は空間の彼方に観る
Des Herbstes Weltenschlaf.
  秋の世界の眠りを。
Der Sommer hat an mich
  夏は私に
Sich selber hingegeben.
  自身を与え尽くした。

 第23週で夏が終わります。まず、感覚が刺激を求める傾向がぼんやりとしてきます。そして、人間の意識はしだいに内面に向きます。そして、光の開示においても霧が混ざってきます。実際、ドイツの秋、とくに早朝は霧に包まれる日が多いのです。クリアな視界は失われてきています。
そして、空間の彼方を観ても、自然界の旺盛な成長力はもはや存在せず、しだいに眠りについていく世界しか観られません。
最後にその状況を確認します。「夏は私に自身を与え尽くした」と。この週を境に、魂のこよみは内省的な内容になっていくでしょう。

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