■「色剥げ現象」とは
高学年になりますと、具象画を描き始め、一枚の絵にかける時間が長くなります。すると、描いているうちに画用紙が乾き始めます。そして、ある程度乾いてしまいますと、色を加えようとして筆で擦ると、むしろ色が剥げてしまいます。画面の12時から1時方向で顕著
下はその部分
修復しても色が馴染まない(下)
現在私は、シュトックマー社の絵具とホワイトワトソンの組み合わせで描いていますが、頭を悩ませている問題です。教育的に考えても、「出来映えがモチヴェーションを上げる」というのは事実ですから、子どもたちに美しく仕上げさせてあげたいのです。■解決策
ある仮説の元に解決策を模索してみました。色剥げは起きませんでしたが、紙の水分が多く、絵具が拡散しました。(アサガオの花の部分)さらに別な対策を取り、画用紙の水分を少なめにして描き、満足度がやや高い作品になりました(下)。
この《対策》は、かなりラディカルなものなので、もう少し検証してから公開したいと思います。
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