2014年8月24日日曜日

シュタイナー思想での《意志》

■シンプルな理解

シュタイナーが言う「意志」とは、基本的には単に「やりたい」と思うことだけでなく、実際に行為に移すことを意味します。


■代謝や消化も「意志的」

筋肉を動かせば、そこでは生化学的な代謝が行われ、実際に物質的な過程が起きます。また、消化吸収でも栄養物が実際に変化し、身体に取り込まれます。こうした過程も、シュタイナーの文脈では「意志的」と言われます。

■意志の階層性(『一般人間学』第四講)

シュタイナーは人間を構成する「肉体」「エーテル体」「アストラル体」「自我」さらにはそれより高次の「霊我」「生命霊」「霊人」と意志のあり方を対応させています。


  • 霊人…決断(Entschulss)
  • 生命霊…意図(Vorsatz)
  • 霊我…願望(Wunsch)
  • 自我…動機(Motiv)
  • アストラル体…欲求(Begierde)
  • エーテル体…衝動(Trieb)
  • 肉体…本能(Instinkt)

詳細は、『一般人間学』第四講に登場します。

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