2014年8月10日日曜日

シュタイナー教育的水彩プロセス:助けによって互いが活きる

シュタイナーの「色の物語」を参考に、創案した絵画プロセスです。2年生終盤に相応しいと作者(森)は考えています。

 

■前置き

ウルトラ・マリーンとゴールデン・イエローを混ぜる様子を別な紙で子どもたちに見せながら、次の説明をします。
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(シュトックマー社の)ウルトラ・マリーンとゴールデン・イエローは悪い友達という訳ではないのに、混ざってしまうとお互いの良さが生きてきません。近くにいても、少し離れていれば、お互いがよく引き立て合うのに、不思議です。

 

■絵画プロセス

ああ、また二人が近づきすぎたかもしれません。
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それを見て、ゴールデン・イエローくんの目の早い友だちがやってきます。レモン・イエローです。「ゴールデン君はしっかりしてて、いつもぼくの力になってくれるね。ありがとう」と言って、ゴールデンくんの周りを取り囲みます。
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ウルトラ・マリーンくんにも友だちがゆっくりやってきます。静かなインディゴさんです。「ウルトラ・マリーンくんは、いつも私を軽くしてくれるから、今日は少し助けてあげますね」と言って、ウルトラ・マリーンくんに寄り添いました。
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レモン・イエローさんとインディゴさんは昔からの友だちなので、仲良く混ざっていきました。
 

■別な作例

最後に、二人は仲良しであることが嬉しくて、少し心が温かくなった気がしました」、としてカーマインを入れることもできるかもしれません。

 

■3年生での反感の強まりの前に

3年生になりますと、反感の力が強まり、ルビコンが始まります。それ以前に反感の力(補色に近い色)も使い方によっては美しさに貢献することをこうしたやり方で体験しているのもよいと思います。
絵画プロセス案 by 森 章吾











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