2020年3月22日日曜日

『魂の暦』第51週、朗読に不向きな翻訳

『魂の暦』第51週、朗読に不向きな翻訳
1913年3月23日~3月29日

Ins Innere des Menschenwesens
  人間存在の内側へと
Ergießt der Sinne Reichtum sich,
  感覚知覚の豊かさが注ぎ込まれる、
Es findet sich der Weltengeist
  世界霊は自らを見出す
Im Spiegelbild des Menschenauges,
  人間眼という鏡像の中に、
Das seine Kraft aus ihm
  その人間眼は自分の力を世界霊から
Sich neu erschaffen muß.
  新しく創造する必要がある。


1,2行目では、感覚界の事柄が人間の本質に流れ込みます。つまり、春になりさまざまな自然現象が人間の眼前に展開していきます。
ところが3、4行目では世界霊の側からの事柄が述べられます。人間の眼に世界霊が自らの鏡像を見出すというのです。そして、5、6行目はその人間の眼を説明します。眼は世界霊からその力を新たに創造する必要があると。つまり、感覚知覚の側から受け取るだけでなく、力を新たに創造する必要がありますし、そのためには世界霊とつながらなくてはなりません。その力は世界霊が与えてくれるものではないのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿