1912年9月8日~9月14日
Es dämpfet herbstlich sich
それは秋的にぼんやりする
Der Sinne Reizesstreben;
感覚の刺激を求める傾向が;
In Lichtesoffenbarung mischen
光の開示の中には混ざる
Der Nebel dumpfe Schleier sich.
ぼんやりとしたヴェールである霧が。
Ich selber schau in Raumesweiten
私自身は空間の彼方に観る
Des Herbstes Weltenschlaf.
秋の世界の眠りを。
Der Sommer hat an mich
夏は私に
Sich selber hingegeben.
自身を与え尽くした。
第23週で夏が終わります。まず、感覚が刺激を求める傾向がぼんやりとしてきます。そして、人間の意識はしだいに内面に向きます。そして、光の開示においても霧が混ざってきます。実際、ドイツの秋、とくに早朝は霧に包まれる日が多いのです。クリアな視界は失われてきています。
そして、空間の彼方を観ても、自然界の旺盛な成長力はもはや存在せず、しだいに眠りについていく世界しか観られません。
最後にその状況を確認します。「夏は私に自身を与え尽くした」と。この週を境に、魂のこよみは内省的な内容になっていくでしょう。
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